清水です。
昔から語り継がれている
『イソップ物語』の中に、
『狐とブドウ』と言うお話があります。
お話のあらすじを紹介すると……、
狐が、たわわに実った
おいしそうなぶどうを見つけます。
食べようとして跳び上がるものの、
ぶどうはみな高い所にあり、
狐の足や口には全く届きません。
何度跳んでも届かず、キツネは怒りと悔しさで、
「どうせこんなブドウは、
すっぱくてまずいだろう。
誰が食べてやるものか。」
と、捨て台詞を残して立ち去ります。
・・・・・・
あなたもこのお話を、
聞いたことがあるのでは無いでしょうか?
実はこのお話、
目標達成できない人の
心理状態を良く表しているのです。
このお話の狐のように、
「おいしそうなブドウが目の前にある」
↑
↓
「でも、食べたくても食べられない」
と言う、矛盾した2つの気持ちを
同時に持っている状態を、
『認知的不協和(にんちてきふきょうわ)』と
言います。
人間は、『認知的不協和』の状態になると、
自分の行動をサポートするように、
気持ちや言動を変えてゆきます。
まさに、お話の狐の状態ですね。
良く言われる人間の例で言うと、
タバコを止めたくても止められない
状態があります。
禁煙が上手く行かないと、
「タバコを吸うことで、
気持ちのバランスを取っている」
「禁煙していても、長生きする人もいる」
「タバコを吸って肺ガンで死ぬよりも、
交通事故で死ぬ確率が高い」など、
禁煙が上手く出来ない自分を
サポートする考え方が生まれます。
また、ダイエットしているのに、
ついついお菓子を沢山食べてしまい、
「お菓子を食べないとストレスがたまる」
「少し太っている方が、長生きしやすい」
などの考えが浮かぶのも、
『認知的不協和』の例に
あげられます。
タバコを止めたければ、
タバコを今すぐに投げ捨ててしまうのが、
最上の方法です。
お菓子を食べ過ぎるなら、
目の前からお菓子を無くせば、
一発解決です。
『タバコを吸えない』
『お菓子を食べられない』
このような状態になってしまえば、
自分の行動をサポートするように、
考え方や口癖も変わります。
ある意味、お話の狐と一緒なのですが、
良い方向に動き出します。
目標達成に向けて、真剣に一歩踏み出せば、
自分の行動をサポートするように、
気持ちや、考え方、口癖が変わります。
また、使う口癖を良いもの(目標達成に近づくもの)
に変えることで、それをサポートするように、
行動が変わって行きます。
うまく行かなかったときに、
「どうして失敗したか」しか、考えなければ、
頭の中は失敗した理由ばかりになってしまい、
次につながらないでしょう。
失敗の原因も大事ですが、
「どうすればうまくできるか?」
「今できることは何か?」
を考えることで気持ちが前向きになり、
新しいアイデアも出てくるようになります。
ちなみに、
「誰々に賭けてます!」
「◎◎の方法に賭けてます!」
というのは、最悪の口癖です。
究極の他力本願と言っても良いと思います。
上手くいかない自分の行動を
「誰々」や「◎◎の方法」のせいに
しようとする考え方だからです。
自分の行動を高めるように、
口癖をポジティブなものに替えてみませんか?
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
明日は心構え(マインドセット)
の話題を考えています。
※※メールマガジン始めました!※※
毎回の発信内容をあなたのパソコンやスマホで
受け取ることができます。
メルマガ配信は毎朝8時を予定しています。
わざわざフェイスブックを開かなくても、
記事の内容を見ることができるので、
非常にお手軽です!
メルマガの登録はこちらから
↓
お客さんを振り向かせる技術
https://mail.os7.biz/add/kzF0
登録完了後5分以内に
info@salescopy.biz
のメールアドレスから、
登録確認メールを発信します。
登録確認のメールが届かない場合は、
迷惑メールフォルダに入っていないか、
ご確認お願いいたします。
コメント