清水です。
郵便の料金って何円だったか、
あなたは覚えていますか？
この数年でコロコロ変わっているので、
私はなかなか覚えられません。
ちなみに、一番軽い郵便物区分なら、
ハガキが63円、
封筒が84円、です。
2019年に値上げしたばっかりなので、
以前の切手が余っている人も
多いと思います。
そんな時に役立つのが、
1円や2円の切手。
今までの切手に追加して貼ることで、
今の郵便料金にすることができますね。
でも、この切手のデザインを
見て欲しいんです。
『2円切手』はウサギですが、
『1円切手』はいかつい顔をしたおじさん。
「このおじさん、誰？」
って、思うかもしれません。
このおじさんは、
前島密（まえじまひそか）氏。
明治のはじめ、
日本に郵便の仕組みをつくった創業者です。
「日本近代郵便の父」と呼ばれています。
その偉業をたたえて、
『1円切手』のデザインになっています。
ただ･･･、
前島密氏には申し訳ないんですが、
かわいい郵便物には
ちょっと合わないんです。
だから、
「かわいい郵便物にも合うような
『1円切手』が欲しい！」
という、投稿が
新聞の読者投稿に寄せられていました。
郵便局にも直接意見があったそうです。
そのような『かわいい』を求める意見が
日本郵政のトップを動かしました。
2021年の4月に、かわいい『1円切手』が
発売されることに決まったんです。
かわいい郵便物に合うように、
デザインはクマのゆるキャラ
「ぽすくま」が採用されました。
『1円切手』のデザインが変わるのは
じつに70年ぶり。
ただ、カッチリした郵便物にも合うように
前島密氏の『1円切手』も残ります。
どちらかにしてしまうのではなく、
ユーザー目線になって、両方残したのが
とてもいい方針に感じました。
あなたの商品・サービスでも、
お客さんの意見を聞いてみませんか？
今まで当たり前に思っていたビジネスが
改善できるかもしれません。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます！
セールスコピーライター 清水 龍
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