清水です。
2009年に、話題になった、
「2位じゃダメなんですか」
というセリフ、覚えていますか?
このセリフは、
当時の民主党政権時のものです。
事業仕分けを担当した議員が
スーパーコンピュータ(スパコン)の開発を
追求しました。
この時、理化学研究所は、
1000億円を超える国家予算を投入して、
『京(けい)』と呼ばれる
スパコンを開発しようとしていました。
「2位じゃダメなんですか」のセリフは、
前後を切られてしまっているので、
「トップを目指さなくて良い」みたいな
感じに取られますが、
ちょっと意味合いが違います。
仮にトップを取ったときに、
国民は何を得られるのか、
事業仕分けした議員達は、
その費用対効果を知りたかったんです。
でも、開発サイドの理化学研究所は、
回答を用意できていませんでした。
「国民に夢を与える」などといった、
あまり具体的でない説明を
繰り返してしまったんです。
この話、ちょっと
わかりにくいですね…。
身近な例でたとえると、
A:「世界一速く、ヤカンのお湯をわかせるコンロを
作れます。」
A:「なんと、1秒でヤカンのお湯が沸騰します。」
A:「ただし、開発費用が1000億円かかるうえに、
特別なヤカンが必要です。」
B:「うーん、それって、一般家庭に必要ですか?」
B:「2位じゃダメなんですか?」
と言う感じですね。
ちょっとは、
わかりやすくなったでしょうか。
実は『京』は、
専用のプログラムを組まないと動かせない
スパコンだったんです。
つまり、速いけど不便なスパコンでした。
でも、事業仕分けのセリフがあったから、
開発チームは利用者の視点に立った
スパコン開発を目指せるようになったんです。
『京』は2019年に役目を終えて、
現在は後継の『富岳(ふがく)』に
置き換わっています。
この『富岳』のすごいところは、
汎用性です。
多くの人が使っているパソコンのソフトや
スマホのアプリも使えます。
つまり、
多くの人が使っている技術の延長線上で、
超高性能のスピードを手に入れられるんです。
ちなみに、『富岳』は2020年の6月に
世界一のスパコンとなりました。
なんと、京の100倍速いそうです。
(桁が大きすぎて、よくわかりません…)
多くの人が使えて、
世界一なんて、すごいですよね。
ある意味
「2位じゃダメなんですか」が
生み出した世界一といっても
いいでしょう。
いかにスゴいと言っても、
分野の中だけでは
限りがあります。
『すごさ』をしっかり伝えたり、
わかってもらったりする努力をすることで、
支援を受けやすくなるのではないでしょうか。
追伸:
『富岳』は富士山の別名です。
日本一であることと、
利用者の裾野を広げることから
名づけられているそうです。
すでに新型コロナ関連の治療薬を
探すなど、私達の生活に関係する
事業が進んでいます。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
セールスコピーライター 清水 龍
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