清水です。
2021年の6月、
ついに決着がつきました。
決着がついたのは『時計台』。
「日本で最も古い時計台はどれか」
ということに、ついに決着が
ついたんです。
これまで、最古と言われる時計台は
実は、2つありました。
1つ目は、札幌市時計台。
北海道の観光名所として
有名ですよね。
私も見に行ったことあります。
こちらは、1881年(明治14年)8月12日に
動き始めたことがわかっていました。
2021年から数えると140年前ですね。
もう1つは『辰鼓楼』。
こちらは、
兵庫県豊岡市出石町にある時計台で、
同じく観光名所になっているのですが、、、
1881年(明治14年)に動き始めたことしか、
わかっていませんでした。
いちおう、札幌市時計台と同じ年から
稼働していたことはわかっていたので、
『札幌市時計台とともに、日本最古の時計台』
と、ちょっと濁して、
観光パンフレットには書かれていたんです。
どちらが、最古になったかというと、、、
ちょっともったいぶって、最後にお伝えします。
なぜ、2021年になって、
決着がついたかというと、
『辰鼓楼』ができて
150年の節目の年だったからです。
この節目の年に
式典などはしたのですが、
時計に関するイベントなら、
記念日のイベント、
したいですよね?
それがきっかけになったそうです。
「あれ、150年なら明らかに最古では?」
と思ったかもしれません。
でも、そのときは、時計ではなくて、
太鼓だったんです。
名前を細かく見てみると、、、
辰 = 時刻
鼓 = 太鼓
楼 = 高い建物
となっていますよね?
(辰 に時刻の意味があるのは、
調べて初めて知りました・・・ )
辰鼓楼の場合、時刻を知らせるものが、
太鼓から時計になったのが、
140年前ということです。
この日付の謎に終止符を打ったのが、
出石名物の皿そば店の店主、渋谷さん。
古い資料を探し回って、
ついに、日付の書かれた日誌を見つけました。
その結果・・・、
辰鼓楼の時計の稼働日は、
1881年(明治14年)9月8日と
確定しました!
でも、そうすると、
札幌市時計台よりも、
27日遅れて動き始めたことに
なります。
日本最古の時計台じゃないですよね。
渋谷さんは迷いながらも、
最古じゃなかったことを
町の人たちに伝えました。
町の人たちは驚きつつも、
渋谷さんの調査を
ねぎらってくれたそうです。
たぶんみんな、稼働日がわからなかったので、
モヤモヤしていたんでしょう。
これで、「ともに」と言わず、
堂々と
『2番目の時計台』と
言えるようになりますもんね。
インターネット上でも、
「2番目であることを素直に言うなんて好感が持てる」
「史実がはっきりしてすっきりした」
という、好意的な意見が相次いだそうです。
こんな風に、
年月日に関するものは、
正直に伝える方が、
伝える方も言いやすくなります。
最初の10年は太鼓でしたが、
150年の歴史があることは
間違いないですしね。
よくお世話になっているウィキペディアを
見てみると、
「
・建物から独立した洋式時計台
・一般市民が時刻を共有するための洋式時計台
・国以外が設置した洋式時計台
としてはこれらより古いものは知られていない。」
となっていて、情報の伝え方によっては、
まだまだ最古と言えそうです。
何かを伝えるときに、
あいまいになっていること、
ありませんか?
正直に伝える方が、
もっと好感を得られるかもしれませんよ。
追伸:
出石町の観光協会では、
新しいポスターを作成して、正直に
「日本最古年の時計台」
としたそうです。
やっぱり、『最〇〇』は
魅力的なので、
使いたいですよね。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
セールスコピーライター 清水 龍
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