清水です。
今、アマビエが大人気です。
インスタグラムやTwitterで
絵が投稿されたり、
お菓子やぬいぐるみなど、
ものすごい勢いで商品化されたりしています。
厚生労働省も新型コロナ感染防止を呼びかける
キャラクターにしているんです。
HPやアプリで見かけた人もいるかもしれません。
このアマビエ、今では多くの人に知られた存在だと
思いますが、一応、説明しますね。
アマビエは、江戸時代の弘化3年(1846年)に
熊本県の海に現れて、
「今後6年の豊作と疫病の流行」を予言した妖怪です。
「疫病が流行ったら、私の絵を写して
人々に見せなさい」と言いました。
長い髪の毛と鳥のようなクチバシを持つ、
ウロコに覆われた三本足の妖怪で、
その姿が描かれた絵は1枚しか
残っていません。
でも、妖怪漫画の第一人者、
水木しげるさんが妖怪辞典に
描いていたため、
妖怪ファンの中では割と有名だったんです。
・・・と、ここまでは
けっこう知られていると思います。
でも、
実はアマビエの話には
裏があるんです。
アマビエは、人々の未来を予言したので、
『予言獣』と呼ばれますが、
『予言獣』はアマビエだけではありません。
最初の『予言獣』は神社姫という名の、
人面魚の妖怪です。
神社姫は文政2年(1819年)に長崎県の海に
現れて、
「今後7年間の豊作と、コロリという病の流行」を
予言しています。
「私の姿を写して見せれば、病にかからない」
というのも、アマビエと同じですね。
この頃の日本は、1822年にコレラが流行し、
すぐに人が死ぬところから『コロリ』と
呼ばれて、恐れられていました。
人の不安に便乗して、
予言獣の瓦版(すりもの)を印刷して、
販売していたんです。
ただしこの頃のすりものは違法だったので、
取り締まり対象でした。
でも、初代の予言獣が売れたので、
2匹目のドジョウを狙って、
似たような予言獣を
誕生させたのでしょう。
アマビエの現れる2~3年前には
別の予言獣として、
海彦(アマビコ)も誕生しています。
アマビエとアマビコ、
何だか文字の見た目も似ていますよね。
神社姫の時はコレラの流行があったため、
予言するすりものがとてもよく売れました。
でも、アマビエの時には、
伝染病は流行っていなかったので、
アマビエのすりものはほとんど
売れなかったとみられています。
つまり、失敗作だったんですね。
確かに絵を見比べてみると、
アマビエの絵は、
とても雑に描かれているように
見えます。
しかし、このほどよい雑加減が
今の世の中に受け入れられたと言っても
いいでしょう。
みんなが自由にデフォルメしやすい
感じの描写なんです。
かつては、違法な失敗作だったのに、
今は政府公認のキャラクターだなんて、
とんでもない出世ですよね。
さて、
この話を聞いて、ビジネスに活かせる
学びがあることに気がつきました。
『うまくいった手法』というのは、
みんなが飛びつきますが、
そのままやっても上手く行かないことが
多いです。
ビジネスはお客さん相手なので、
お客さんの心境に合わせて、
ビジネス展開しないと、
失敗しやすくなります。
やっぱりお客さんの興味や信頼を得ることが
一番ですよね。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
セールスコピーライター 清水 龍
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