清水です。
先日、近所のホームセンターに
出かけました。
車のウォッシャー液が、
無くなってしまったので、
買いに来たんです。
ホームセンターの入り口を入ると、、、
黄色いテープで、
矢印が床に描かれていました。
「何の矢印かな?」
と思い、たどっていくと、
その先には消毒液のボトルが
置いてありました。
入り口からちょっと離れた、
人通りの邪魔にならない場所です。
つまり、
コロナの感染予防に、
「手を消毒してから、入店してね」
って、ことですね。
もちろん、手を消毒してから、
入店しました。
この『矢印』の仕掛け、
なかなか良いアイデアですよね?
お客さんは
買うものを考えながら入店するので、
手の消毒まで気が回らないかも
しれません。
悪気はなくても、
消毒液を見落としてしまうことも
あるでしょう。
かと言って、入り口の前へ
進路をさえぎるように置くのも、
邪魔になるし、
お客さんの反発をまねくかもしれません。
パッと目につく『黄色の矢印』ならば、
ちょうど良いくらいの
アピール度合いだと思ったんです。
この、あまり押しつけがましくならないように
人の行動を変えることを
『ナッジ』といいます。
『ナッジ』には
「ヒジで軽くつつく」「そっと後押しする」
という意味があるんです。
真っ正面から、命令されると、
なんだか反発したくなりますが、
これなら、ついしたがってしまいます。
矢印の場合は、
人の追いかけたくなる心理を
上手く活用しています。
ほかの例をあげると、
香川県のある中学校では、
『密』を避けるために、
階段に実物大のブリの写真を貼っています。
このブリの長さは約1m、
出荷時の体長が1mなので、
ブリの長さ分間隔をあければ、
密にならないで済むと言うことです。
この中学校では『ブリ間隔』と
呼ばれて、学校生活の至る所で
活用されているそうです。
「何でブリ?」と
思うかもしれません。
このブリは、
地元特産のブリの写真なので
みんなイメージがつかめる魚なんです。
『1m』ではぱっとわからなくても、
ブリの長さならだいたいわかるという、
この地域ならではの感性ですね。
この事例は環境省の
『ナッジ』優良事例にもあるので、
気になったら探してみてください。
もう少し全国的にイメージしやすい例なら、
「〇〇しないで」を「〇〇をしましょう」に
する言い方があります。
コロナの話題ばかりになって恐縮ですが、
「飲み会を控えて」だと、
したいことを押さえつけられる
気持ちになります。
言い方を変えて
「オンライン飲み会しましょう」だと、
できることを後押しする感じになるので、
反発されにくくなります。
これは、人が『失うこと』に対して、
強く抵抗したくなるためです。
こんな感じに、
ちょっと表現を変えたり、
少し気づいてもらう事で、
人の行動はかなり変わります。
他にも良い例を見かけたら、
紹介していきますね。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
セールスコピーライター 清水 龍
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