被害者 ＝ 加害者

清水です。

最近、大学生が相次いで、
逮捕されています。

逮捕の容疑は、
『給付金の不正受給』。

新型コロナがきっかけで始まった、
『持続化給付金』の不正受給で
捕まっているんです。

この『給付金』制度、
新型コロナで売り上げが落ち込んでいる
会社や個人事業主を支援するための
制度になっています。

だから、
去年の売り上げと比較して、
今年の売り上げが下がっていることを
示す必要があるんです。

それだと、大学生は
使えないように思いますよね？

でも、この制度には
ちょっとした抜け道がありました。

去年の売り上げが出せないような、
「開業して間もない事業主」も、
申請できるようになっているんです。
　
この隙間をついた、
不正受給が広まりました。

つまり、大学生が

「開業したばかりです」

「１００万円くらいは稼げる計画だったのに、
コロナのせいで、全然稼げません。」

と、ウソをついて、
申請書類を提出していたんです。

今回の給付金制度は、
売り上げが落ち込んでいる人を
救済するものなので、
スピード重視で進んでいます。

だから、ただの大学生でも
すぐにお金がもらえました。

でも、いったん落ち着いたところで、
事業実態を調べられたら、
すぐにボロが出てしまったんです。

当たり前、ですよね。

ただ、この不正受給の方法、
大学生が考えたわけじゃありません。

頭のいい詐欺師が、

「誰でも簡単に、100万円もらえますよ」

と、副業感覚で大学生をそそのかしたんです。

多くの大学生が、
『誰でも』『簡単』に
ダマされてしまいました。

新聞で見た内容だと、
詐欺師は書類をつくる手数料として、
３割～４割を大学生から受け取っていたそうです。

自分が矢表にたたない、
詐欺の常套手段ですね。

ほとんどの詐欺師とはもう連絡が取れないでしょう。

これだけ見ると、
大学生は被害者に見えます。

ですが、
不正に受給された国にとっては、
『加害者』になります。

実際に１００万円だまし取られて
いますからね。

『簡単』とか『お手軽』などの
ハードルを下げるキーワードは、
かなり強く感情を揺さぶります。

でも、あまりにも
話ができすぎているのは、

「そんなに簡単に儲かるわけがない」

と、気を引き締めておきましょう。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます！

セールスコピーライター　清水 龍

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