清水です。
最近、地場産業について調べる機会があり、
職人さんのインタビューを読んでいました。
私の住んでいる兵庫県には、
刃物産業が有名な地域があり、
質の良いハサミや包丁が
つくられているんです。
日本の３大刃物産地ほど
有名では無いのですが、
それに追随する４番目くらいの産地です。
一部、『播州刃物』としてブランディングされて
いるので、刃物が好きな人には知ってもらえて
いるのではないでしょうか。
そのインタビュー記事の中で、
「繊細な職人の手仕事には勘と技術が必要」と
ありました。
この『勘』の部分、
なかなかマニュアル化ができず、
身につけるのに、とても時間がかかります。
その代わり、その『勘』がある人にしか出せない
切れ味や耐久性を持たせることが可能に
なっているんです。
職人さんの匠の技はすばらしいですよね。
経験に裏付けされた『勘』は
とても安心できるように
感じます。
それで、『勘』で思い出したんですが、
異業種交流会で名刺交換した、
大学生事業家がいたんです。
彼は、
「勘で進めました」
「多分、大丈夫だろうという、勘です！」
と言って、『勘』で進んでいました。
その時、何だか足下がおぼつかない感じを
覚えたのですが、職人さんの話を聞いて、
やっと理解できました。
彼は、経験なしに『勘』だけで
進んでいたからですね。
今までの経験や技術があって、
その上で『勘』を使うのであれば、
かなり精度が高い結果を得られます。
でも、経験なく『勘』を使ってしまうと、
根拠がないので、なかなか当たらないでしょう。
つまり、ただのギャンブルになってしまうんです。
新規事業にはリスクがもちろんありますが、
ギャンブルにはしたくないですよね。
初心者の『勘』なんてあてになりません。
もし、本当に経験ができない分野なら、
最初は小さく小さく始めてください。
小さくテストすることで、
ギャンブルになったとしても、
被害を最小限に抑えられるんです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます！
セールスコピーライター 清水 龍
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