伝え方が大事！

清水です。

「暑さ寒さも彼岸まで」と
言われます。

この言い伝えって、
けっこう合ってますよね。

先々週くらいまでは、
9月になったのが信じられないくらい、
猛烈な暑さでした。

観測史上初の
『9月に40℃』以上が、
新潟県の三条市で記録されたんです。

「なかなか、涼しくならないのかな？」

と思っていましたが、よくできたもので、
先週くらいから、涼しくなってきました。

わが家では、エアコン無しでも
寝られるくらいまで、
気温が下がったんです。

とは言っても、昼間はまだ
暑いんですけどね。

今日の話題は、
そんな暑いときに飲むと美味しい
炭酸飲料のお話しです。

炭酸飲料の売り上げトップって、
何か知っていますか？

それは『コカ・コーラ』です。

実際、今年の3～5月の
購入個数ランキングでは、
1位（500mlボトル）に
なっていることはもちろん、

ベスト5内に、『コカ・コーラ』の3製品が
ランクインしています。

この3製品だけで、購入比率の15％を
越えているんです。

他の商品がこの上に立つことは、
なかなか厳しいと思いますが、
『コカ・コーラ』を利用して
売り上げをアップさせた製品がありました。

その商品は、
『7UP（セブンアップ）』
と言います。

日本ではちょっとマイナーな炭酸飲料ですが、
大きな『７』と、赤丸に『UP』と書かれた
デザインを見たことある人も
多いんじゃないでしょうか。

コカ・コーラ、ペプシに次いで、
世界で3番目に飲まれる飲み物
とも言われています。

この『7UP』、
今から50年前に、
全然売れない時期がありました。

炭酸飲料は『コカ・コーラ』と
『ペプシ コーラ』が非常によく売れていて、
『7up』はコーラ以外の飲み物の1つとしか、
認識されていませんでした。

家族との楽しい時間を連想させる広告でも、
飲んだ後の爽快感を押し出す広告でも、
売れるようにならず、

「どうしたら、もっと売れるんだ・・・」と
言われていたんです。

この『7UP』の窮地を
救ったのが、
『コカ・コーラ』を
利用した広告です。

とは言っても、
コカコーラをけなす、
『ネガティブキャンペーン』
ではありません。

その内容は・・・、
たったひと言・・・、

「コカ・コーラじゃない飲み物。」として、
広告を出したんです。

コカ・コーラを飲まない人たちに向かって、

「コーラじゃない飲み物が、
ここにありますよ！（それは7UP）」

と、呼びかけました。

マイナーな存在であることは承知した上で、
その中の1番になることを意識した、
とても秀逸な伝え方に感じました。

どんなにいい商品であっても、
お客さんの気持ちや感情に合った方法で
見せなければ、
まったく伝わりません。

7UPの場合、
みんなが思っていることに乗っかりつつ、
判断基準を示してあげたところに、
売れるタネがあったんですね。

あなたの商品・サービスも、
意外な切り口からもっと売れる
『良さ』が見つかるかもしれません。

追伸：

冒頭にあげた『お彼岸』、
いつのことを指すのか、
知ってますか？

私は、
「3月の真ん中くらい」と
「9月の真ん中くらい」の
イメージでいました。

実は、
『春分の日』または、『秋分の日』の
前3日、後3日の合わせて7日間の
ことなんです。

つまり、9月22日が『秋分の日』だった
今年は、9月19日から9月25日までが
お彼岸だったんですね。

40年以上生きてきて、
最近、この事実を知りました・・・。

日本の文化って、
身近なのに、
知らないこと、多いですよね・・・。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます！

セールスコピーライター　清水 龍

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