清水です。
「あなたは過去の人間にあやられている!」と、
言われたら、信じますか?
未来の人間ではなく、『過去の人間』です。
私たちが
「自分の意志で行動している」と思っている
私たちの身体は、
過去の人間にあやつられているのです。
今回は私たちが抵抗できずに、
意のままにあやつられてしまう、
『過去の人間』の正体についてお伝えします・・・
私たちの行動は、
一瞬のうちに決めて動いているように見えて、
実はもう少し複雑です。
(行動の設計図となる)信念 → 感情
→ 思考 → 行動
→ 結果
と、段階的に進んでいます。
「自分の身体は自分で考えて動かしている」と、
考えがちですが、実は信念や感情に突き動かされて、
行動しているのです。
このことは、脳の研究でも明らかにされていて、
脳の感情をつかさどる部分が破壊されると、
決定をくだせなくなることが分かっています。
つまり、
感情のコントロールができないと、
行動できないのです。
この、感情を研究する『感情学』では、
「人間の行動は『7秒前』に決まっている」と
言われています。
7秒前には、感情が動かされて、
それに合わせた行動が
開始されているのです。
『やらなければ、結果は変わらない』と言われますが、
感情の『やらない』スイッチが入ってしまったら、
なかなか変えることは難しくなってしまいます。
なぜなら、
人間は自己欺瞞(じこぎまん)をするからです。
自分で自分の行動をダマしているのです。
それが、自分を正当化する
生存本能だからです。
例えば、ストレッチ
(必要時間は、ほんの5分です)を
やり忘れてしまった場合、
面倒でやらなかったにもかかわらず、
「腰が痛くなりそうだったから、
無理は禁物」とか、
「大事な仕事が入ったので、
そちらを優先しないといけないね」とか、
いかにももっともらしい理由が
ぽんぽん浮かんできます。
それを続けてしまうと、
今までと同じ結果になるしか無いことは、
一目瞭然です。
違うことをせずに結果が変わるわけはありません。
また、行動できないもう一つの理由に、
『隠れたメリット』があります。
いくらやっても行動できない、稼げないのは、
行動しないこと、稼がないことに
メリットがあるからではないでしょうか?
「貧乏暮らしにメリットなんて無いよ~」
と思いましたか?
そんなことはありません。
・責任の大きな仕事をしなくてイイから楽。
・いつも家にいられるから、
家族との時間がたっぷり取れる。
・貧乏なんだから、税金も少ない。
と、色々メリットもあります。
アメリカの肥満研究者によると、
『アメリカの肥満児』にも、
隠れたメリットがあるそうです。
太るメリットとは・・・、
『親に注目・世話してもらえる』ことが
一番にあがってくるのだそうです。
これは肥満児の親が
放任主義の家族によく見られます。
ですから、親の愛情を沢山受けることで、
肥満が解消する例があるのです。
行動できない自分に潜む、
『隠れたメリット』を潰すと、
行動できるようになります。
あなたは、『隠れたメリット』持っていますか?
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
明日は心構え(マインドセット)
の話題を考えています。
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