清水です。
あなたは、ユニバーサルデザインって
知っていますか?
ちなみに、
某有名テーマパークのことでは
ありません。
ユニバーサルデザインとは、
『製品、環境、建物、空間などを
あらゆる人が利用できるように
デザインすること』です。
『あらゆる人』には、
文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、
障碍(しょうがい)の有無や能力差などのある人
が含まれています。
チョット難しい説明に
なってしまったかもしれません。
もう少しわかりやすく言うと、
「できるだけ多くの人が利用可能なデザインにしよう」
と言うことですね。
似たような言葉に、
『バリアフリー』があります。
バリアフリーは障碍者や高齢者など、
身体にハンディキャップを抱えた人を
中心に考えられているのが、大きな違いです。
2つのデザインの違いについて、
1つ例をあげます。
建物の入り口にある段差の近くに
スロープ(坂道)が作られているのを
見たことがありませんか?
バリアフリーの場合は、行政機関から
指導されて作っていることが多いため、
決められた傾斜の角度以下、手すりをつける
など、基準を満たせば良いという考え方です。
ここにユニバーサルデザインの考えを加えると
どうなるでしょうか?
バリアフリーの基準を満たした上で、
・手すりを波形にして力をかけやすくする
・子供でも使えるように手すりを2段にする
など、もっと多くの人が使えるようになります。
また、こんな大きな施設でなくても
日常にあるユニバーサルデザインも
あるんです。
シャンプーとリンスのボトルを見比べると、
フタや側面に突起があるボトルがあります。
実は、突起があるボトルがシャンプーです。
あまり意識してなかった人も
多いのではないでしょうか?
視覚障碍のある人だけでなく、
普段メガネをかけている人や
頭をぬらすと目が開けづらい人にも、
わかりやすいデザインになっています。
使う人の立場にたって、
デザインすることは、
マーケティングやセールスにも
大きく関係してきます。
この『ユニバーサルデザイン』の考え方が
広まれば、もっと人に喜ばれる
商品・サービスが生まれるかもしれません。
あなたの商品・サービスでも
『ユニバーサルデザイン』を組み込めないか、
時々考えるのはどうでしょう?
今日の話題は、食パンに書いてあった
『ユニバーサルデザインフード』に
触発されて、ネタにしました。
物のユニバーサルデザインは
今までも知っていましたが、
食べ物にもあると知ったのは
初めてだったので。
ちなみにこの食パン、
焼かないときは
『容易にかめる』ことで
ユニバーサルデザインとなっています。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
明日は心理学に関する
話題を考えています。
コメント