清水です。
新型コロナウィルスの影響で、
除菌スプレーやマスクなど、
衛生用品が品薄になっています。
それはわかるのですが、
嘘の情報でトイレットペーパーや
ティッシュペーパーが品薄になっているのは、
ちょっと驚きますね。
いわゆる『デマ』ってやつです。
このデマによる品薄が始まった2月末頃、
トイレットペーパーの残りが13ロール
になっていた清水家は、ヒヤヒヤしながら
節水ならぬ節ペーパーを始めました・・・・・・。
清水家のおしり事情はさておき、
普段はトイレットペーパーやティッシュを
「高くても良いからとにかく買おう」とは
思いませんよね?
むしろ我が家では、普段
あまり高級な商品には手がのびません。
また、デマに流された人がみんな、
「買い占めよう」とは
思っていないはずです。
「無くなるかもしれないから1つ多めに
買っておこう」
「次は手に入らないかもしれないから、
ちょっと早めに買っておこう」
という人が、大半でしょう。
ここで、少し冷静になって、
なぜこんなにも紙類がなくなってしまったのか、
物を買うときの気持ちを考えてみると、
3つの原因がありそうです。
1.無くなると困る!(緊急性)
ティッシュやトイレットペーパーは、
普段あまり意識していませんが、
無くなると結構困るものです。
毎回タオルやハンカチで鼻をかんだり、
トイレの後にお尻を洗ってタオルで拭いたり
なんて、めんどくさくてしたくないでしょう。
「デマだとはわかっているけれど・・・・・・、
無くなると困る!」と多くの人が思ったのでは
ないでしょうか。
2.みんながしているから(社会的証明、バンドワゴン効果)
家の紙類在庫がわずかな人はともかく、
そこそこ余裕のある人も
紙類を買いに走ったそうです。
そこには、
「周りがしているから、自分もそこに
乗っておこう。」という心情が見えます。
これがデマの怖いところでもありますね。
他の人がしているから大丈夫だと、
思い込んでしまい、情報の正確さに
考えが行きづらくなるのでしょう。
3.残りがわずか(限定性)
デマが流れた直後から、
製紙メーカーからはデマを否定していました。
「充分に在庫はありますよ」
「普段通りの買い方で問題ないですよ」
と言われていましたが、デマは広がってしまいました。
これは新聞やテレビで、
空っぽの売り場をたくさん報道したことに
大きな原因が、あるのではないでしょうか。
いつもは気軽に買えるものであっても、
『なかなか無い』『少ししか見つからない』
状態を見ると、どうしても欲しくなってしまいます。
デマを打ち消すには、
「メーカーにはたくさんあるよ」
と言う状態を、もっと報道して欲しかったなと
個人的には思います。
今回はデマについての話題でしたが、
これらの心理現象をうまく使えば商売・ビジネスにも
活かせるのではないでしょうか?
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました!
明日も心情・心理系の話題を
考えています・・・・・・
追伸:
デマから約2週間たち、
徐々に日常に戻りつつあるようです。
やっと近所のホームセンターで
トイレットペーパーを買うことができました。
清水家のおしりクライシス(危機)は
どうやら回避されたようです。
ああ、良かった~。
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