人間五十年・・・

清水です。

世の中で『あつもり』がはやっているそうです。

『あつもり』と聞くと・・・、

「織田信長が『本能寺の変』の時に舞った・・・」
とか、

「人間五十年、下天のうちを比ぶれば・・・」
だったかな？？

と、私は思ってしまいますが、
違うんですよね・・・。

『敦盛』ではなく『あつ森』なんです。

もちろん、織田信長とは何も関係ありません。
実は、ゲームのことなんです。

任天堂のゲーム機『Nintendo Switch』で
発売されている、「あつまれ どうぶつの森」
という、ゲームタイトルのことでした。

この「あつまれ どうぶつの森」
（略して『あつ森』）は、
3月20日に発売されたばかりですが、
10日間で1177万本を売り上げるヒット商品となっています。

4月末までの6週間では1300万本を超えました。

ちなみに『あつ森』は
ゲームの中の世界で、友達を作ったり、
釣りをしたり、部屋の模様替えをしたりして、
まったり日常を楽しむゲームです。

現在、世界中がコロナの影響で
自粛モードになっているので、

外出できないストレスを
ゲームの中で発散させようと
しているのではないでしょうか？

この『あつ森』、
他にも人をひきつける要素を持っています。

『あつ森』の世界では、
基本的にすることは決まっていません。

部屋の模様替えをしようが、
別の島に遊びに行こうが、
家の周りを穴だらけにしようが
自由です。

その日に何をやってもいいんです。

さらに、季節の移り変わりや、
特定の日のイベントなど、
一年中何かが起こるようになっています。

つまり、いつでも、何かすることが
ある状態になっているんです。

人は、次にすることが残っていると、
そこに心が行きやすくなります。

心理学の用語で『ツァイガルニク効果』と
呼ばれている現象です。

テレビ番組で、
良いところにコマーシャルを入れるのも、
ドラマの展開が気になる所で、次回に続くのも、
この『ツァイガルニク効果』を使っています。

それだけ、『続き』が気になるものなんです。

そう言えば、いまだに人気のある、
『マインクラフト』というゲームも、
何でもできる ＝ 終わりがない　を
売りにしているゲームですね。

中途半端で続かせる『ツァイガルニク効果』
あなたも使って見てくださいね。

追伸：

『あつ森』には、
米国のメトロポリタン美術館や
イタリアのファッションブランド「ヴァレンティノ」も
参加しています。

参加と言っても、ゲーム内で使えるデータを
勝手に配布しているだけですが、
非常に話題になっているようです。

普通、人気ゲームとタイアップするには
手間とお金がかかるのですが、
これは、データを勝手に配布するだけなので、
ちょっとの手間だけで済んでしまいます。

もちろん、ゲームのルールにのっとっています。

ちょっとの手間をかけるだけで、1,300万人の
目に触れる可能性があるなら、
とてもお得ですよね。

宣伝ツールとしても、優れているのかもしれません。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます！

明日は心構え（マインドセット）
の話題を考えています。

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