清水です。
新型コロナウィルスの感染が
少し落ち着いてきたので、
店舗や遊興施設への休業要請が
緩和されてきました。
『緩和』や『縮小』と聞くと、
つい気もゆるんでしまいますが、
もう少しゆるめないでおきましょう。
人の心は張り詰めていた直後に、
最もゆるみます。
『テンション・リダクション効果』と
言うのですが、今日はこの心理効果について
お伝えします。
『テンション・リダクション効果』とは、
重要な決断や大きなイベントの後に
注意力が少なくなっている心理状態のことです。
緊張状態(= テンション:tension)が
消滅(= リダクション:reduction)して、
心が無防備な様子をあらわしています。
たとえば、ファーストフード店にて
単品のハンバーガーを注文したときに、
ニッコリ笑ったレジの店員さんから
「一緒にポテトはいかがでしょうか?」と
言われたことはありませんか?
このタイミングで別の商品をすすめられると、
結構な割合で「じゃあ、それも」と、
買ってしまうお客さんが多いんです。
このファーストフード店の販売手法には、
『テンション・リダクション効果』が
使われています。
【大きなイベントの後は要注意!】
「うちに帰るまでが遠足です!」と
小学校の遠足で、校長先生から
言われたことのある人はけっこう多いのでは
ないでしょうか?
お笑いのネタなどにもよく使われる言葉ですが、
これに続けて
「だから、よく気をつけて帰りましょう!」とも
言われているはずです。
これは遠足から学校に帰ってきたことで、
緊張の糸が切れてしまう児童が多いことを
あらわしています。
そのため帰宅までに事故やケガにあわないように、
校長先生は児童たちに注意を呼びかけているのです。
小学生の遠足に限らず、
人は大きなイベントを終えたときに
緊張の糸がゆるみやすくなります。
これが『テンション・リダクション効果』の
心理状態です。
私も以前、仕事で重大な報告書を提出した後に、
自動車をガードレールに
当ててしまったことがあります。
車のダメージは
コスリキズが少しついた程度でしたが、
それよりもショックだったのは、
会社近くの普段行き慣れた道だったことです。
大きな仕事を終えて、
それだけ気持ちがゆるんでしまっていたのでしょう。
またドラマや映画のメーキング映像を見ていると、
俳優さんが長いセリフを完璧に言い終えた後で
、何でもない簡単なセリフを間違えることがあります。
これも『テンション・リダクション効果』による
失敗ですね。
『テンション・リダクション効果』が
あることを知り、大きなイベントや
重大な仕事の後でも気を引き締めて用心することで、
大きな失敗を防ぐことができます。
『テンション・リダクション効果』と聞くと、
カタカナが多くてピンとこないかもしれませんが、
ことわざで言う
『勝って兜の緒を締めよ
(かってかぶとのおをしめよ)』が、
似たような意味になりますね。
遠足なら、
「家に帰るまでが遠足」でしたが、
今なら、
「手を洗うまでが、外出です!」と
言えそうですね。
これから、段階的に規制は緩和されそうですが、
もう少し、気を抜かずに新型コロナ対策しておくと
再流行を抑えやすくなるのではないでしょうか?
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
明日は心構え(マインドセット)
の話題を考えています。
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